ちくしの混声合唱団

福岡県筑紫野市で活動している「ちくしの混声合唱団」です。
毎月3回、木曜日か金曜日、19時から21時、筑紫野市文化会館を拠点に練習しています。
現在メンバーは40名程。主婦、サラリーマン、学校の先生、OL、学生さん等々。
老若男女何方でも、いつでも練習参加、見学、入団できます。

合唱経験の有無は全く関係ありません。
初心者の方、大歓迎です。
楽譜が読めない方も、とりあえず読んで歌えるようになります。
是非お気軽にお出で下さい。

お問い合わせは、このブログにコメントをお願いします。

12月2日の練習

1900(31)基礎
 ユニゾン
 スケール
 パターン練習[3、4度]
 ハーモニー練習[3~5度]
1931(12)ソルファでカノン
 46.かっこう
 47.春の小川
 48.歌う小川
1943(24)ソルファで粗読み
 32.友よ手をのべて[3rd]
 33.霜のあした[2nd]
 34.神の栄光
 14.むなしく老いぬ
2007(08)休憩
2015(25)ソルファで粗読み
 15.夕べの歌
 16.ばらの花咲き
 17.青空は清く
 19.海への祈り
 20.乾草の歌
2040(20)第九
 [G]をソルファでAR読み第2弾
  S→いくつかのパートの組合せ→SATB(ソルファ&La)


【雑感】
「基礎練習」
ユニゾン、スケールの進行速度が速くなった。
パターン練習は、アドリヴで3つほど。
ハーモニー練習は、聴いて3度、4度へ入る練習。
5度のハーモニー練習は、ベースからドソドミで重ねるという練習。
下りが分からなかった。


「ソルファ譜読み」
遂に、ほぼ2回通しては次へ行くという容赦ない練習へ。
音楽は時間芸術。
つまり、いちいち止めたり留まったりしてする練習は、本来の音楽の練習ではない。
出来ても出来なくても流れを止めないことが本当は一番大事。
それから、どうしても日本的な練習や演奏は、マイナス主義というか、ミスがあってはならない、ミスを無くすことが優先される。
勿論、それは正に日本的な緻密さの表れで決して悪い事ではないけれど、最初からミスを恐れて委縮するのではなく、少しでも出来ることを喜びながらやる方が大事だと思う。「ああ、ミスしてしまった」ではなく、「ああ、ここは歌えた」とか「ちゃんと歌えたところがあった」というプラスの姿勢が大事だと思う。
そういう意味でも、いちいち気にせずに、ある意味スピード重視の時間感覚を鍛える方が大事だと思う。
音楽の大きな要素の一つは、テンポ、つまりその曲のスピード感。
それを体感しながら歌うことが大事。
そしてそのスピード感は、やっていれば次第に付いてくる。
楽譜を読むスピードというのは、読むのが早いとか、目が付いて行くとかいうのではなく、そういう音楽的なスピード感に慣れるかどうかの方が、むしろ重要。
その為にはたくさん読んで、慣れるのが一番大事。
もう一つは、練習中にも言ったけど、「合唱」の練習は歌詞が付くのが当たり前だけど、
私は歌詞を取っ払った、純粋に音に執着して、あたかも楽器で音楽をやっている様にやりたい。
その為にはソルファで歌えないとダメなんだけど。
その上で、一通り、楽器の運指を憶えた上で今は、とにかく楽譜を読んで自分の運指が自然に動くようになる様に、沢山歌って慣れるようにするのが大事だと思う。
楽器の運指もそうだけど、あれは指が憶えているというより、指が動くその前に、自分の頭の中に今から出そうと思っている音が鳴っているかどうかが一番大事。
ソルファで歌を歌う時も、全く同じで、今から出そうと思っている音が、ドなのかソなのか、レなのか、凄い短い一瞬だけど、頭に浮かぶから歌える。
そしてそれは、指揮者があーだこーだと言うよりも、自分で分ってくることの方が大事。
ちょっと大変かもしれないけれど、こういう練習が良いと思います。
そして、こういう練習が本当の意味でインテリジェンスのある練習、音楽づくりの一歩だと思う。(ちょっと自画自賛過ぎかな)
でも、多分、こういう練習をやっていれば、必ず音は良くなってくると思う。
頑張りましょう、みなさん、楽しみながら。
「第九」
「G」の部分をまずソプラノのパートを全員で、その後男女でST2声とか、ATでやったりして最後に全パートで、ソルファやLaで。
完全な音遊び。でも、これが楽しいし、こうやっていると本当にベートーヴェンがやりたいことが理解できると思う。


結局今回の練習では、一言も「歌詞」では歌わなかった。
アッパレ。



次回の練習予定。
【12/8】
1900(30)基礎

 ユニゾン
 スケール
 パターン練習[3~5度]
 ハーモニー練習[3~5度]
1930(15)カノン
 50.小川
 51.水車
 52.花火
1945(15)ソルファ譜読み
 21.めざめよ牧人
 22.はるかなる山のあたな
 23.春の歌
2000(10)休憩
2010(30)ソルファ譜読み
 24.羊飼いよ急ぎ行きて
 25.庭の千草
 26.夕べの歌
 27.若者の歌
 28.夜
2040(20)第九
 [411]をソルファでARA読み

11月24日の練習

1900(30)基礎
 ユニゾン
 スケール
 パターン練習[3~5度]
 ハーモニー練習[3度、4度]
1930(15)カノンをソルファで
 41.ひばり
 42.小鳥になれば
1945(25)ソルファで粗読み
 32.友よ手をのべて[2nd]
 33.霜のあした[1st]
 23.春の歌
2005(10)休憩
2015(27)ソルファ粗読み
 09.ふるさとの想い
 10.クリスマスの歌
 11.祈り
 12.わがジョニー
 13.サンタルチア
2042(18)第九
 [G]をソルファでAR読み
  B→A→B&A→T→ATB
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【練習雑感】
「ソルファで粗読み」 
32の2回目と33の初見読みの感触をみて、急遽方針を変更。
各パートを全員で歌うARA読みを止めて、全て通常の粗読みにする。
それも、今までは2段階に分けていたが、9番から1本化にした。
理由は「読めてきたから」
素晴らしい。
勿論まだまだだけど、今はその都度いちいち丁寧にやるよりも、自分でウンウン迷いながらでも音を探って取る方が大事な段階に入ったと思う。
全体の譜読みのレベルが上がってきたからできること。
勿論個人レベルでは差はあるけど、全体のレベルが上がってくると、より歌えている人やパートを頼りに歌うようになるので、自分達で自己進化し始める。
指揮者がとやこうやかましく言って上手くなるより、100倍以上素晴らしい。
言われて習得するより、自分(達)で発見する方が、身に付き方が全く違う。
後は、とにかくは数読むことだと思う。
それによって、音楽をやるタフさも付いてくる。
「第九」
自分的には痛快な練習だった。
前回からそうだけど、こんな第九の練習をしたのは初めてだし、でも、とても大事な練習で、本当はやっぱりこういう所から始めないといけないと思う。
ソルファで歌うという事は、その音の意味を理解しながら歌うという事。
子供が意味も分からず覚えたままの言葉を喋るのと、大人が意味が分かって喋るのとでは全く次元が違うのと一緒で、ただ覚えた音を歌うのと、自分の歌っている音がドなのかソなのか分って歌うのは全く違う。
それも、他のパートがどういう音を出しているのか(何を喋っているのか)を一応なりとも歌ってみた上で自分のパートを歌う(喋る)とさらに全体で何を言っているのかが分かってくる。音楽、特にベートーヴェンの音楽(西洋の音楽の多く)は、構築美にある。だから、ひたすら自分のパートだけ憶えて歌ってもベートーヴェンが本当に作ろうとしたものには近づかない。少なくとも自分のパートだけでもソルファで読まないと、音楽の中で自分が何を語っているか分からないままになってしまう。
理屈は要らない、むしろ「なんとなく分る」的感覚で十分良い。
こんな第九の練習がしたかった。
だけど、逆に、その為には、言わばこれまでちく混では1年以上かけてソルファがある程度読めるようにならないと出来ない練習でもある。
巷で、誰も彼も、あっちでもこっちでもと第九が溢れている中で、本当に第九をやるに当たって、ちく混は正しい道筋で練習していると思う。(自画自賛っぽくて申し訳ないですが)
でも、こういう練習が出来ることは、本当に幸せ。


次の練習予定
【12/2】
1900(30)基礎
 ユニゾン
 スケール
 パターン練習[3~5度]
 ハーモニー練習[3~5度]
1930(15)ソルファでカノン
 46.かっこう
 47.春の小川
 48.歌う小川
1945(20)ソルファで粗読み
 14.むなしく老いぬ
 15.夕べの歌
 16.ばらの花咲き
 17.青空は清く
2005(10)休憩
2015(25)ソルファで粗読み
 19.海への祈り
 20.乾草の歌
 21.めざめよ牧人
 22.はるかなる山のあなた
 23.春の歌
2040(20)第九
 [G]をソルファでARA読み第2弾

11月10日の練習

1900(30)基礎
 ユニゾン
 スケール
 パターン練習[3~5度基本型]
 ハーモニー練習[3度]
1932(10)カノン
 39.小鳥がうたう
 40.ことりのうた
 (ソルファのみ)
1942(31)粗読み
 31.夏のあけぼの
   [3rd/ソルファのみ]
 32.友よ手をのべて
   [1st/ソルファ]
2013(10)休憩
2023(19)粗読
 22.はるかなる山のあなた
 08.兵士
   (全ソ2)
2042(18)第九
 [D][E]をソルファで



練習の内容を備忘を兼ねて。
「カノン」
今回敢えてソルファのみにした。これからも原則ソルファのみでやりたい。
「粗読み 31」
敢えて歌詞を付けなかった。2度通して部分的に出来ていない所をパート毎に取り出して、そのパートだけソルファで歌い、他のパートはハミングで歌った。
またそれでも難しい所は、そのパートだけで練習し、最終的に2声から4声までアンサンブルを徐々に拡大して練習した。
最後にもう一度、ソルファで2回通した。
「粗読み 32」
初見だったが、2回通して既にかなり歌えたので、各パートを全員で読む「AR読み」をせず、31同様に難しかったところだけを取り出して練習し、最後にもう一度2回ソルファで歌った。
「粗読み 22、08」
これも、敢えて歌詞を付けなかった。上記同様にソルファで2回通し、難所を取り出して練習し、もう一度合わせた。
「第九」
[D]ソルファのみ。テナーのパートも移調して全員で歌う。
[E]ソルファで通し→各パート斉唱(AR読み)→ソルファ通し→歌詞で1回通し


上記の様に、今回の練習では、敢えて歌詞で歌うことをせず、第九以外全部ソルファだけでの練習にした。
恰も日本語を喋ってはいけない英会話教室の様に、練習全てをソルファで歌うというのも案外良いかもしれないと思う。
勿論、発表会などの曲は最終的に歌詞で練習することになるけれど。
だが、その楽曲をソルファで歌ってハモれる、つまりソルファでその曲を考えられるようになるという事は、非常に大事な事だと思う。
出来れば、(勇気を持って)安易に歌詞に行かずに、きちんとソルファで音楽が出来た後に歌詞を付けるということも、方法としては大いにあり得るように思う。


それにしても、今回の練習は、10/22のハモフェス以来2週間と4日ぶりの練習で、これだけ間が開くと、少しレベルダウンしているかもと思ったが、逆だった。
嬉しい誤算だった。
こういうことは時々ある。
まず、最初の基礎練習のユニゾン、スケールともによく揃っていた。パターン練習も最初下がりかけたが、修正をしたら良くなった。
また、今回からハーモニーの練習を組み入れた。これは続けたい。
特に良かったと思うのは、ベース。
音程も決まってきたし、譜読みに確信が持ててきたのか、音量が増していた。
少しでも楽譜の先を読もうとしているのが解った。
ベースが上手くなると合唱団そのものが変わってくる。
また、ソプラノも、ただ自分が気持ちよく歌うという姿勢から、より自分の声を意識して、それを他と合わせようというそういう姿勢が良く見て取れた。勿論まだそのコントロールが出来たり出来なかったりだけど、そういう意識の変革というのは、物凄く大きい。
特にソプラノは、自分が良い声を出すことが使命だったり、悦びだったりすることが大きいパートだし、勿論確かにそういう側面はあるけれど、実はそれよりも、もっと他の音、周りの音を聴いて溶け込むということを意識すると、ずっと楽に、そしてより美しく、結果的にソプラノが、まるで合唱団の良いとこ取りという風に聴こえてくるようになると思う。
アルトは、より音が揃って音程が安定していた。指摘に対する反応も素晴らしかった。
テナーも、一人一人の声の差が減って、パート内のバランスがずっと良くなっていた。


良くなる時には、こうして一気に良くなるものだ。
勿論、飽くなきジクジクした地道な練習が必要なのだけれど、今回の様に、そうした練習の時間軸とレベルアップとは、必ずしも一致しない。
噴火の様にそれまで溜まったものが噴き出す様に、ブレイクすることが度々ある。
勿論、いつもこんな風にはいかないけれど、こういうブレイクを何度か繰り返して、大きくレベルアップしていくし、それはどんどん加速度を増す。
その為に大事なことは、例えば演奏会の為に曲を仕上げるような、その場の対処療法ばかりやっていてはダメだってこと。勿論、演奏会をやることはとても大事。1回の演奏会は練習50回に相当するとも言われる。だけど、一方で演奏会は言わば劇薬。副作用も大きい。達成感や高揚感、マスゲーム的全体意識などの本来音楽を純粋に楽しむ上では必要のない感情の鼓舞を伴う中毒性も高い。
長い目で見れば、そういうものとは違う、根本療法とか体質そのものの改善や強化こそが、時間は掛かるし地味だけど、弛まぬレベルアップを図れると信じる。


今回、32番の「友よ手をのべて」の初見読みは、私には本当に感動的だった。
こういうことがあるから、止められない。


次回の練習予定。
【11月24日】
1900(30)基礎
 ユニゾン
 スケール
 パターン練習[3~5度基本型]
 ハーモニー練習[3度、4度]
1930(15)カノン
 41.ひばり
 42.小鳥になれば
1945(25)粗読み
 32.友よ手をのべて[2nd]
 33.霜のあした[1st]
2010(10)休憩
2020(20)粗読み
 23.春の歌
 09.ふるさとの想い
2040(20)第九
 [G]をAR読み

10月20日の練習

1900(22)基礎
1922(13)ハモフェス
 わが魂は待つ
 七つの子
 夜
 かわいいあの娘
  (通し)
1935(30)ハモフェス
 わが魂は待つ
 七つの子
  (駄目出し)
2005(10)休憩
2015(15)ハモフェス
 夜
 かわいいあの娘
  (駄目出し)
2030(12)ハモフェス
 わが魂は待つ
 七つの子
 夜
 かわいいあの娘
  (通し)
2042(20)ハモフェス合同曲
 紫色のふるさと



ハモフェスの最終練習でした。
ちょっと注意点をば。
「わが魂」
 ・最初の出だしをしっかり出ること。
 ・伸ばす音をオルガンの様にしっかり伸ばす。
 ・伸ばす音こそ歌うように。
 ・伸ばした音を休符のところでスパッと切って次に備えてゆっくりと息を取る様に。
「七つの子」
 ・出だしをしっかりと。
 ・言葉で歌うように。
 ・ブレスを取った後、次のフレーズの出だしをみんなで揃えようと思う様に。
 ・テナーのハミングは極力滑らかに、柔らかく。
 ・アルト、テナー、バスは1頁4段3小節目に音の膨らみが出るように。
 ・全員一斉に「C(固定ド)」の音でユニゾンになる所は、乱暴にならない様に。
 ・最後は幽かに、子供を寝かせつけるように優しく歌う。
「夜」
 ・アウフタクト(小節の前に飛び出している音)を除いて2小節目は真ん中辺りに膨らみを持たせる。特にアルト以下。ソプラノは幽かに。決して頑張らないで。
 ・全体に縮こまらないで豊かに歌うこと。
 ・ソプラノは、これこそシューベルトという感じで、しっとりと歌うこと。
「かわいいあの娘」
 ・軽やかに、リズミカルに、明るく。
 ・アルトの1頁目3段目4小節の付点2分音符は、男声と一緒に切ります。
 ・2頁目3段目2小節のフェルマータの後は小さくしますが、その後も1フレーズごとにさらに小さくするように。
 ・2頁目4段目1小節の最初の2分音符はしっかり伸ばして。


それから、「紫色のふるさと」を各人読んでおいてください。
お願いします。



次の練習の予定内容
【11月10日】
1900(30)基礎
 ユニゾン
 スケール
 パターン練習[3~5度]
1930(20)カノン
 39.小鳥がうたう
 40.ことりのうた
1950(10)粗読み
 31.夏のあけぼの
   [3rd/全ソ2→歌詞]
2000(10)休憩
2010(20)AR読み
 32.友よ手をのべて
   [1st/全ソ2→パ→全ソ]
2030(10)粗読
 22.はるかなる山のあなた
 08.兵士
   (全ソ2)
2040(20)第九
   (最初からソルファで読みます)

10月14日の練習

1900(30)基礎
1930(42)ハモフェス
 七つの子
 夜
2012(10)休憩
2022(38)ハモフェス
 夜
 わが魂は待つ
 かわいいあの娘

七つの子の中間部が大分まとまってきました。あと一歩。
夜は、やはり旋律のソプラノがキー。
しっとり歌う事を心掛けると良いと思います。
かわいいあの娘は、リズミカルに。また、伸ばすべき音をしっかりキープして伸ばすこと。
わが魂は待つも長い音符をしっかり伸ばすことを心掛けてください。


さて、次回はハモフェスへの最後の練習です。
どの曲も最初の音をしっかり真っ直ぐ出すことを心掛けてください。
合同曲の「紫色のふるさと」を練習しますので、楽譜をお忘れなく。


【10月20日の練習】
1900(30)基礎
1930(35)ハモフェス
 わが魂は待つ
 七つの子
 夜
 かわいいあの娘
2005(10)休憩
2015(25)ハモフェス
 わが魂は待つ
 七つの子
 夜
 かわいいあの娘
2040(20)ハモフェス合同曲
 紫色のふるさと