ちくしの混声合唱団

福岡県筑紫野市で活動している「ちくしの混声合唱団」です。
毎月3回、木曜日か金曜日、19時から21時、筑紫野市文化会館を拠点に練習しています。
現在メンバーは40名程。主婦、サラリーマン、学校の先生、OL、学生さん等々。
老若男女何方でも、いつでも練習参加、見学、入団できます。

合唱経験の有無は全く関係ありません。
初心者の方、大歓迎です。
楽譜が読めない方も、とりあえず読んで歌えるようになります。
是非お気軽にお出で下さい。

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11月16日の練習

1900(25)基礎
1925(30)讃美歌ARA読み
 86.み神の恵みは
1955(10)連絡・休憩
2005(16)1ステ
 荒城の月
2021(39)水のいのち
 4.海
 5.海よ
 1.雨
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今回の練習には、なんと19歳と言うお若い見学者の方が来てくれました。
嬉しい限りです。


ただ、今回、練習をやっていて、改めてつくづく思ったことがあります。
それは、このちく混の練習は、ただ単に歌って楽しいとか、それをみんなと合わせて楽しいとかではなく、その前に、楽譜を自分の力で読んで、そしてそこから正しい音を取らなければいけないという高いハードルがあって、そしてそれこそを楽しめるかどうかが、このちく混に楽しく参加し続けていけるかどうかの境目だろうという事です。
考えてみると、巷の多くの一般の合唱団と、そこが一番大きな違いかもしれません。


しかし、よく考えてみれば、その高いハードルは、普通の楽器の習得では当たり前のことですよね。
ピアノでも、リコーダーでも、ギターでも、ヴァイオリンでもなんでも楽器は、兎に角ある程度弾けるようにならないとちゃんとした演奏は出来ませんし、ましてやまともなアンサンブルは普通は出来ません。
ピアノでも弦楽器でも管楽器でもまずは運指を覚えないといけないし、弦楽器なら右手の動きも正確でないといけません。
でたらめに弾いても思った音は出ないし、ましてや人と合わせる事は不可能です。
勿論、それを耳だけでやることも出来ます。
でも、そうして楽譜無しで耳だけで習得し演奏するのには、相当の才能があるか、練習時間があるかで、普通は楽譜がある程度読めなければ上達は難しいし、少なくともクラシックの世界でそうした楽器の習得をするのは、ほぼ最初から楽譜があることが前提ですよね。
ポップスの世界でも、例えばフォークギターでも最初はコードさえ分かれば楽譜無しでも弾けますが、ソロをやったり、他の楽器と合わせるようになってきたり、音楽自体が複雑になってくると、どこかで楽譜が必要か、あった方が便利だったりします。
また、音楽を正確に再現する為にも、そのメモとしての楽譜を正確に読めるかどうかは大きなスキルです。
つまり、楽器は、例外もありますが、楽譜を見て演奏できることが普通だと言えます。
そして、そのある意味での技術の習得の為には、当然ある程度の時間と忍耐が必要です。
どの位の頻度で練習するかによりますが、それでもちゃんと弾けるようになるには、数年かかって当たり前だし、ある意味、一生かかると言っても過言ではないです。
そして、言っては悪いですが、多くの一般の合唱団には、その感覚が欠落していることが多いんじゃないかと思います。
なぜそうなるかと言うと、歌は、言うなれば、楽譜が無くても誰でもそれなりに歌えるからそうなるわけで、しかもそのレベルの評価が、往々にして「声の良さ」とか「歌のうまさ」或いは「声の大きさや音域の広さ」に拠っていて、そこに「楽譜通りに正確に歌えるか、演奏できるか」という、楽器なら一番最初に来るべき課題がないがしろにされているからだと思います。


だから、逆に言うと、ちく混でやっている練習は、別に特別な事をやっているわけではなくて、楽器を習う時と同じようなことをやっているに過ぎないと言えます。
そして、それを楽器が次第に弾けるようなる時、次第に上手くなっていく時の喜びと同様に、楽しいと思えるかどうかという事だろうと思います。


勿論、合唱の楽しみ方は色々あって良いと思いますが、少なくとも、もし「音楽をやる上で本格的に、というか当たり前に」となれば、今ちく混がやっている過程(であり全て)を通らないわけにはいかないと思うわけです。


練習でどんなに酷い音がしていても、その時、夫々の皆さんが必死に自分の力で楽譜から音を拾って歌っていると思うと、本当に尊いと思います。
そして勿論、ギャーギャー言いますが、そういう練習が一番楽しいとも思います。
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【11月30日】29
1900(20)基礎
1920(20)讃美歌ARA読み
 87A.恵みの光は
1940(15)1ステ
 荒城の月
1955(15)連絡・休憩
2010(50)水のいのち
 1.雨
 2.水たまり
 3.川
 4.海
 5.海よ

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