ちくしの混声合唱団

福岡県筑紫野市で活動している「ちくしの混声合唱団」です。
毎月3回、木曜日か金曜日、19時から21時、筑紫野市文化会館を拠点に練習しています。
現在メンバーは40名程。主婦、サラリーマン、学校の先生、OL、学生さん等々。
老若男女何方でも、いつでも練習参加、見学、入団できます。

合唱経験の有無は全く関係ありません。
初心者の方、大歓迎です。
楽譜が読めない方も、とりあえず読んで歌えるようになります。
是非お気軽にお出で下さい。

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2018年1月12日の練習

1800(25)基礎
 ユニゾン→スケール→パターン
1825(20)カノン
 88.でんしゃ
 89.おさるの電車
 90.シーソー
 91.自転車リンリン
1845(25)讃美歌ARA読み
 1.神のちからを
1910(40)愛唱曲集1粗読み
 29.踊りの歌
 30.菩提樹
 31.夏のあけぼの
 32.友よ手をのべて
1950(04)讃美歌
 1.神のちからを
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さて、2018年最初の練習。
基礎:
 ユニゾン、スケールとも中々の出来。前回の練習から約3週間ぶりの練習だけど、こういう時の方が、良い音がすることはよくある。新鮮な気持ちで臨めるからだろうか。新年で気合が入っていた?いやいや。
 パターン練習は、間違っても諦めない。多少の間違いを気にしない。少しでも出来るようになることを喜びに感じることが大事です。面白がってやること。
カノン:
 今回から歌詞を付けずにsolfaのまま、カノンにした。やっぱりそっちの方が音が良い。だから楽しい。
 本当は歌詞を付けて歌った時に頭の中でsolfaが鳴っていることが理想だけど、取敢えずはsolfaでちゃんと自分のパートを歌ってハモることが出来るようにしませう。
 それに、カノンの歌詞ってあんまり意味がないもんね。それも楽しいけど。
讃美歌:
 これも今回から導入。やはり、西洋音楽をやるには、讃美歌は絶対外せないと思います。讃美歌が当たり前に読めて、美しくハモれるようになって初めて色んな曲がやれるといっても過言じゃない。何と言っても美しい。この当たり前の純粋な美しさ、予定調和的な美しさに感動し、楽しみ、身に沁み込ませる。讃美歌の自然な旋律と響きが自分の中で基準になる。物差しになる。そして、その基準を軸にして、他の音楽を理解したり楽しむ。最初から色々なものをやると基準ができない。基準が出来ないという事は、物の良し悪しの区別が付かなくなるという事。物を習得する時は、その導入の時ほど、本当は繊細に気を使って「本物」だけに触れる必要がある。ダイヤモンド鑑定士になる時、最初にとにかく飽きるほど本物のダイヤだけを見せるという。飽きるほど見た挙句に、偽物を出されたら直ぐにそれと分かるという。
 そういうある意味教育的観点では、本当は暫くは讃美歌ばっかりやりたいぐらい。ただ、色んな音楽に触れることもまた大事だし楽しいから、愛唱曲集もやりませう。愛唱曲だって立派な本物ですから。
 それから、取敢えず暫くは、全員で全部のパートを読むことにします。所謂ARA読みって称してる奴ね。他のパートを読む、知っておくことがどんだけ大事な事か分かりません。他のパートの苦労や楽しみも分かりますよね。それがまだ大事なんだな。
愛唱曲集:
 昨年に引き続き、愛唱曲集1を読んだわけだけど、うーん、これも歌詞無しでも良いかなと、終わってから思いました。あいまいに歌詞を付けるより、まだsolfaでちゃんと歌えてハモる方が楽しいかなと。
 次回の練習では、取敢えず歌詞無しでやってみたいと思ってます。
という事は、全練習徹底してsolfa!それも良いんじゃないかなぁ。


長くなりますが…
念頭に当たり(と畏まる程ではないけど)、ちょっと今後の合唱団としての目標というか、確認というか。
まずは、譜読みの力を少しでも上げる事。
そしてもう一つ、凄く大事な事。
それは、一言で簡潔に言えば、合唱団としてもっとハモる様になる事。もっとアンサンブルが良くなること。
合唱は、導入は簡単で誰でも始められる。カラオケとあんまり変わらない感覚で歌える。
それこそ、第九だって楽譜が読めなくっても始められる。そして、一般的には発声練習なんかや、曲想が重んじられて、個人個人の声が良い事、曲の細かいニュアンスを上手く歌う事に焦点が当てられる事が多い。
だから結果として、乱暴に言うと、人のパートのことなんか知ったこっちゃない。もっと乱暴に言うと、自分のパートの他の人の事なんか知ったこっちゃない、自分がちゃんと歌えるかどうかが一番大事、みたいな。
ま、確かに発声や歌のニュアンスも勿論大事なんだけど、その為に疎かにされていることがままある。
それは、ごく当たり前の事なんだけど、合唱というのは集団創作芸術、チーム、グループで行う創作活動だってこと。そんなこと分かっちゃいるだろうけど、でも意外とこれが分かっちゃいないと思う。
つまり、どんなに個人的に声が良く、歌が上手くても、それがちゃんとチームの中で活かされないで個人プレーになっても良い音楽は創れない。逆に、下手くそでも自分の役割を分かって参加すれば、それが全体としての良い音楽に繋がるという事。
僕は、今のところ、これまでやってきて、発声練習は絶対に必要だとは思わない。勿論、声は良いに越したことはないけど、本格的な声楽家の様な声を持つ必要は必ずしもないと思う。
それより、普通の声で良いから、まずは良い音程とバランスでもって美しくハモる事こそが合唱やアンサンブルの基礎であって、その為に大事な事はチームプレー。常に他の人、他のパートをお互いに意識しながら、そうしてしっかり声を出して歌う。遠慮はいけない。
しっかり歌って、歌うことそのものに満足すること。ストレスを発散させること。歌う事においては、まずはこれが大事なのは確かだけど、それだけならカラオケに行った方がずっと良い。
合唱をやるなら、そうやってしっかり歌いながらも、だけどチームとして全員で良い響きを、良い音楽を創ることを考えながら歌う、そういう知的な作業こそが正に合唱の醍醐味で、それを本当に楽しいと思って欲しいと思います。
ちく混は、こう言ってはちょっと自画自賛的で何だけど、その点、既に皆さん良く分かっていると思います。だけど、まだずっと良くなる。もっと意識を変えることで変わると思います。ARA読みもその為の一つ。


徹底した譜読みの能力で一人一人がしっかりと歌えた上での、徹底したアンサンブル能力、そしてその上での豊かな表現力、それらを兼ね備えた合唱団。
是非それを目指したいですね。



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【1月18日(木)】
1800(30)基礎
 ユニゾン→スケール→パターン
1830(20)カノン
 92.すもう
 93.ハッケヨイのこった
 94.おにごっこ
 95.だるまさん
1850(20)讃美歌ARA読み
 2.いざやともに
1910(40)愛唱曲集1粗読み
 33.霜のあした
 34.神の栄光
 01.わが魂は待つ
 02.眠りの精
 03.いざ祝え
 04.まことの恋
 05.ローレライ
 06.聖夜
 07.久しき昔
※全曲solfaのみ

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