ちくしの混声合唱団

福岡県筑紫野市で活動している「ちくしの混声合唱団」です。
毎月3回、木曜日か金曜日、19時から21時、筑紫野市文化会館を拠点に練習しています。
現在メンバーは40名程。主婦、サラリーマン、学校の先生、OL、学生さん等々。
老若男女何方でも、いつでも練習参加、見学、入団できます。

合唱経験の有無は全く関係ありません。
初心者の方、大歓迎です。
楽譜が読めない方も、とりあえず読んで歌えるようになります。
是非お気軽にお出で下さい。

お問い合わせは、このブログにコメントをお願いします。

2月20日 ちくしの第九合唱団2020 第3回目練習

【2月20日(木)第九練習[1900-2055](多目的ホール)】⑯
1900(20)発声・基礎
 ユニゾンの練習
1920(95)第九
 ③
 543-590[M]
 595-626[Andante maestozo]
 411-431(男声)
 631-653[Adagio ma non troppo divoto]
 655-729[Allegro enrgico sempre ben morcato]
------------------------------------------------------------
基礎
 ユニゾン練習 特にパート毎のユニゾンを中心に
[M]前半
 まず単語を確認して、単語ごとに切りながらリズム読み。
 単語ごとに切りながら旋律を歌う。
 低い調、A-Durからアカペラで。最終的に原調、アカペラ。
 最後に伴奏を付けて。
595-626[Andante maestozo]
 上記と大体同じような練習。
 特に男声合唱は、低く移調して練習し、音程も注視。
411-431(男声)
 全員で単語の確認、音付け
631-646
 特に631-632のハモリを確認。
 全体にアカペラでハモリに気を付けながら。
655-729
 1回通し。


今回3回目の練習でしたが、まだまだ試行錯誤の段階です。
メンバーの大体の方が既に歌詞が付いている。
つまり暗譜で歌える。
覚えて歌っている。
しかし、それはそのままでは、最後までまるで呪文のように歌ってしまう危険がある。
それを一度リセットしてもらう為に、敢えて単語を切り離して練習しています。
そもそも第九は、演奏する前から「全ての人は兄弟になる」という一番有名なフレーズをクローズアップして、そういうスローガンを言いたいが為に演奏するような傾向がある。
確かにそういう一面が強くあるのは否定しないけど、そういう一種の単純なプロパガンダに支配されるような曲とは私には到底思えないし、それはとても危険なことだと思います。
元となったシラーの詩も、それを切り貼りして使ったベートーヴェンの曲自体、もっと多極的、多面的に捉える必要がある。
哲学書が、簡単に分かるわけがないように、この第九もそんなに簡単に数文字のスローガンで語れるような代物じゃない。
しかも、我々とは言葉も文化も歴史も違う、ドイツの文学でありドイツの音楽です。
少なくとも我々演奏する人間一人一人が捉える時には、勿論最初は大雑把にこういうことが書いてあると言ったことを知るのは悪いことではないけど、そこに留まっていてはダメで、どんなに意味が分かりづらくても、詩人が確かに書いた(使った)最小単位の材料、すなはち「単語」を意識する必要がある。勿論文法も大事だけど、詩、或いは歌詞の場合、文法そのものよりも、その単語そのものの意味や響きの方が大事な場合がある。
せめて、単語を意識して欲しい。
単語の意味は、調べればわかる。
意味も大事だけど、どういう「音」がするかを大事にして欲しい。
そういう意味で、今の練習をやっています。
ただ、これが出来ればいいわけでは勿論ありません。
逆に歌詞を取り払って、ベートーヴェンが作った音そのものを取り出す必要がある。
どんな音を書いているか、その組み合わせでどんなハーモニーを書いているか。
どんなリズムを与えているか、そして楽器とどう組み合わせているか。
第九の中の合唱は、確かに4楽章では一番メインではあるけれど、決してオケをバックにして歌うのではありません。
あくまでもオケの1セクションにしか過ぎない。
今、どういう役割かを分かって歌わなければいけない。
そういうことを、出来るだけ色々とアプローチしながらやっていきたいと思います。


今回一つ注意したこと。
音楽はどんなテンポ、遅くても速くても、ノリが大事です。
特にスローなテンポの時ほど、ノリが大事。
練習であっても、常に体にリズムがあって、いつでも今流れているリズムに乗れないといけない。
自分が声を出している時だけが、音楽ではない。
音楽をやろうという時間は、常に「躍動」していなければいけない。
そういう意味では、前にも書きましたが、まだまだ自分で音楽をやろうという姿勢には、厳しいようだけど、なっていない。
その都度「よっこらしょ」という感じでは、とても間に合いません。


------------------------------------------------------------
【2月27日(木)第九練習[1900-2100](多目的ホール)】⑮
1900(20)発声・基礎
1920(95)第九
 ③
 631-653[Adagio ma non troppo divoto]
 (単語を確認しながらの練習)
 655-729[Allegro enrgico sempre ben morcato]
 730-762[R]
 795-832[S]
 855-920[prestissimo]
------------------------------------------------------------

×

非ログインユーザーとして返信する