ちくしの混声合唱団

福岡県筑紫野市で活動している「ちくしの混声合唱団」です。
毎月3回、木曜日か金曜日、19時から21時、筑紫野市文化会館を拠点に練習しています。
現在メンバーは40名程。主婦、サラリーマン、学校の先生、OL、学生さん等々。
老若男女何方でも、いつでも練習参加、見学、入団できます。

合唱経験の有無は全く関係ありません。
初心者の方、大歓迎です。
楽譜が読めない方も、とりあえず読んで歌えるようになります。
是非お気軽にお出で下さい。

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10月5日の練習

1900(20)基礎
1920(50)ハモフェス
 祈り(solfa・詞)
 野ばら(solfa・詞)
2010(10)連絡・休憩
2020(40)ハモフェス
 緑の森よ(solfa・詞)
 狩人(solfa・詞)
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私が大学に入学して間もなく九大コールアカデミーに入団した時に「Liederschatz(リーダーシャッツ) 」というB6版の小さな愛唱曲集を渡された。
これはモーツァルトやベートーヴェン位からシューマン位までの作品で大体初級から中級の合唱曲が100曲あまり載っていた。
この元本は、九大が新制の大学になるかならない頃、当時物理教授だった先生が、ドイツから手に入れられたもので、当時のコールアカデミー創立以前の男声合唱で歌っていたらしい。
それが、その当時学生だった藤井凡大先生の手に渡り、それを藤井先生がアカデミーの常任指揮者になられて私が大学に入る少し前からアカデミーの愛唱曲集として学生に薦めたと聞いている。
有難いことにその元本は現在私の手元にある。
アカデミーではその後2回ほど大掛かりな改定&増版を重ねて今に至っている。勿論、元本の曲目はそのまま掲載されている。
これを40年余り、アカデミーでは毎年必ず1回以上読む。
個人的に読んだ回数も入れると何回読んだか分からない。
歌詞でも読むが、その殆どがsolfaで。
「Liederschatz」には、混声版も女声版もある。新しいものもある。
ともかく、私にとってこのLiederschatzはバイブルみたいなもの。
全ての基礎がここにあると言っても過言ではない。


現在、ちく混でその中の何曲かをドイツ語を付けてやっているが、正直言うと、個人的にはようやくスタートラインに着いたような気さえする。


合唱をドイツものから入るのには、賛否両論あると聞いている。
もっと古いもの、ルネサンスやポリフォニーから入るべきだとする人も多い。
今の日本の合唱は、むしろ現代邦人の作品から入ることが多いと思う。
私も高校の時はそうだった。
その後ちょっと迷った時期もあったが、今は違う。
勿論、色んな窓口があって良いとは思うが、私の経験上では、最もベストなのは、このLiederschatzの様なドイツの初級~中級の曲集、或いは、混声合唱の場合は讃美歌という最高の初級曲集から入るべきだと強く思っている。
それにカノンを同時にやれれば最高。
一番危険なのが、現代邦人の作品から入る事。
理由は明確だが話すとちょっと長くなるから、それはいずれ。


ちょっと理屈っぽく言うと、クラシック音楽(西洋音楽)は、機能和声で出来ている。
時代を経て残されてきた、美しい旋律とそれについているハーモニーの流れを美しいと感じ、そこに感動するようになることが最も大事なのだ。
理屈は後でも良い、シンプルでありながら常に驚きをもって感じることが出来、音楽の純粋な美に対する感性を最初に育てるのに、上記の様な曲(集)は絶対に欠かせないと強く思う。


今やっている曲も、どれも素晴らしい曲だと思う。
どうか、楽しんで頂きたい。
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【10月11日】③
1900(20)基礎
1920(40)ハモフェス
 祈り(solfa・詞)
 野ばら(solfa・詞)
2000(10)連絡・休憩
2010(40)ハモフェス
 緑の森よ(solfa・詞)
 2030(10)狩人 (solfa・詞)
2050(10)ハモフェス合同曲
 紫色のふるさと(solfa・詞)

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