ちくしの混声合唱団

福岡県筑紫野市で活動している「ちくしの混声合唱団」です。
毎月3回、木曜日か金曜日、19時から21時、筑紫野市文化会館を拠点に練習しています。
現在メンバーは40名程。主婦、サラリーマン、学校の先生、OL、学生さん等々。
老若男女何方でも、いつでも練習参加、見学、入団できます。

合唱経験の有無は全く関係ありません。
初心者の方、大歓迎です。
楽譜が読めない方も、とりあえず読んで歌えるようになります。
是非お気軽にお出で下さい。

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10月13日「第九」練習

【10月13日(木)[19:00-21:00](大ホール)】⑥
1900(22)基礎
1922(10)筑紫野市歌
1932(38)詳細練習
 257-268(予備練習)
 631-642(予備練習)
 795-Last
2010(10)休憩
2020(35)詳細練習
 238-654
2040(10)残り通し練習
 655-762
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さあ、2週間空いて残り6回目の練習でした。
もうゴールが見えて来ましたね。
音程もリズムも精度は上がってきています。
でも、もっと上げなければいけない。
同時に、もっと「歌」わなければいけない。
私は、譜面を外すことと「歌う」事とが一致するとは絶対に思いませんが、少なくとも譜面、楽譜、音符に縛られていたら「歌う」ことは出来ません。
楽譜はメモにしかすぎません。
勿論、このメモを十分に勉強しなければ、その曲を正しく理解して歌うことは出来ません。
しかしメモに頼っていては「歌」になりません。
音楽は皆さん方の頭の中にあります。楽譜=メモにはありません。
芝居のセリフを言う時に、台本を棒読みで喋る役者は居ませんよね?
必ずそこに書いてある言葉のニュアンスに色々なアレンジを加えるはずです。
当然のことですよね。
我々自身も、普段の生活の中で言葉を喋る時に、次に言う自分の言葉を人は頭の中で思い浮かべると同時に、どういうニュアンスで言うべきか瞬時に判断して口に出します。
それが、怒りの口調なのか、労わりの口調なのか、悲しみの口調なのか、同じ単語、文章でも全然違いますよね。
これも当たり前にやっていることです。
音楽も全く一緒です。
これまでは、楽譜を読むことである意味精一杯でしたが、それを本当の意味で外に発する「言語化」しないといけません。
小学生なんかが作文なんかを最初棒読みする段階がありますが、もうその段階を抜けなければいけません。
前回このブログで、言葉、単語の意味とその響きを大事にというような事を書きましたが、その次はセンテンス、文章のニュアンス、音楽的に言えばフレーズ、旋律のニュアンスを作らないといけません。
言葉と同じように、音楽にも必ず「抑揚」があります。抑揚のない言葉がロボットがしゃべっている様に無機的に聴こえるのと同じで、抑揚のない音楽は人間を感じさせません。
無機質な音の連なりではいけない。
極端に言えば、一音、一音に意味を持たせるような音の色であるとか、強さであるとかの何かが必要なのと同時に、その音の連なりが何らかの意味を持たないといけません。
第九はそもそもちゃんと歌うだけでも極めて困難な難曲です。
なので、余計に大勢で、まるで「赤信号みんなで渡れば怖くない」みたいにワーッと大きな声で歌って、達成感を味わって満足して終わり。
いや、伝わったかどうかは分からんが、気持ちは込めた。
世界は一つ、人類は皆兄弟。良いこと言った。
みたいな、私から言えば自己満足的な演奏になりがちです。
第九は哲学書みたいなものです。しかも非常に複雑で難解な。
そこに書かれてある一音符ごとに謎があり、問いかけてくるものがある。
勿論、人前で歌う以上、人に訴えかけるように歌う必要がありますが、その前に、自分はこのベートーヴェンが書いた音=文章を、どう解釈し、どう喋るか=歌うかを自分なりによく考えて歌う必要があると思います。
答えはありません。
でも、探し続け、何度も何度もトライし続ける必要があります。
そして最終的には「自分の歌」=「自分の(音楽的)言葉」にすること。
全体主義になってはいけません。
全体主義になると、歌は表情を無くして無機的になります。
どんなに大勢で歌っても、歌は、音楽は、必ず「個」のものです。
隣の人と考え方が違って当たり前。
歌も違って当たり前。
最初は合わなくて当たり前。
それが、一緒に聴き合っているうちに、どこかで調和、協和、融合し、共有できる部分で繋がっていれば良いのです。
まずはどこまでも「自分の歌」を追求する事。
その為にもまずは自分独自の抑揚を持って歌ってください。


次の練習から、基本的に暗譜で練習します。
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【10月23日(日)[13:00-16:00](大ホール)】⑤
1300(20)基礎
1320(10)筑紫野市歌
1330(30)第九
 257-
1400(10)休憩
1410(50)第九
1500(10)休憩
1510(50)第九


※これより暗譜で練習
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【10月27日(木)[19:00-21:00](大ホール)】④
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〈10月30日(日)大友先生練習[13:00-16:00](大ホール)〉③
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【11月10日(木)[19:00-21:00](大ホール)】②
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【11月13日(日)[13:00-16:00](大ホール)】①
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〈11月19日(土)リハーサル[13:00-18:00](大ホール)〉
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≪11月20日(日)本番≫
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